これはかつて遺跡都市と呼ばれたころのカザンである。
大陸中部にあるということもあり、比較的乾燥しており、周囲にはタイガの森林帯が多く存在する。サマーラ・ペルミ・イルクーツクを結ぶ地点となっている。周囲は平野が多く、背の低い草の草原が広がる。
都市全体が遺跡の上に建てられているため、古い建築物を再利用しているかのような建物が多い。街の中心には、高さ50mはある高い祭壇がそびえており、王家のものはここで儀式を執り行う。 街の外には放浪民たちが天幕を張り生活しており、半ばスラムと化している。
ジャガイモや甜菜の生産が大半を占める。あまり目立った産業はないが、食糧は他の領地から流れてくるためあまり困らない。また、遺跡都市ということもあり学術的機関がここに存在する。
儀式を執り行う者たちが、王家とのつながりもあり、発言権が強め。ただ、商会主たちも最近力を付けつつあり、ロードは両者の調停と決定役の面が強い。
古くからある遺跡の祭壇。毎年2回ここで王家の者が儀式を行われる。その時は人も賑わい、祭りのようになる。基本的に立ち入りは禁止なのだが、稀にいたずらなものや若者が侵入し、叱られている姿が目にされる。
旅人たちがよく利用するといわれている評判の酒場。内部のスペースが広く、たまに旅芸人が芸を披露して盛り上げている。冒険者宿のようなものも兼ねている。