これはかつて白夜の街と呼ばれた頃のペルミである。
北はツンドラ南はタイガが広がっており、厳しい環境ではある。だが、交通の要所となっており、街から数キロ離れた先にペルミ港があり、国内で最も発展している都市となっている。
昼夜を問わず人が動き、活気がある為、白夜の街と呼ばれる。一方で国内で最も治安の悪い都市でもあり、ゴロツキや反社会組織が闊歩している。ただし、一般人が巻き込まれる、殺人のような重犯罪は少なく、その大半は盗みなどの軽犯罪で済んでいる。
商業により得られる税金で国庫の多くが賄われている。また、出所が不明な収入が多い。商業発展に伴い鍛冶屋や宿が多く、花街は大変賑やかである。農業はあまり強くない。
君主の城で定期的に街の有力者が集まり会議をして進められる。利権闘争の場でもある。ただし彼らが興味を持つのは街の中のことだけであり、外部の村落に関しては君主とその従属君主でのみ、政治が行われる。
薔薇の通りという意味を持つ花街。スラム近辺にあり、特に夜は賑わいを見せる。昼は昼で、小さな飲食店などが営業している。
いつの頃からかはわからないが、ペルミには巨大な地下空間が存在する。 現在は貧困層や流民、無法者が住み着く坩堝となっている。